2015年7月3日金曜日

【後悔しないスポーツサプリメントの選び方 ③】 効果を期待するなら まずここを見る      # ATHLETUNE

選び方①では 何のために使うのかという「目的に見合った商品を選ぶべし」という内容を
選び方②では 「使うシーンによって形状を選ぶべし」という内容を書きました。
まず「どういう目的で?」 また「どういうシーンで使用するのか?」を明確にすることが大事です。
それが明確なのであれば 次のステップ「含有成分をチェックする」です。

サプリメント(=補給食)の機能の大半は 含有成分で決まります。
含有成分は大抵の場合 パッケージに記載されています。
特に「売り」の成分が明確な場合は 目立つ場所に大きく記載されているケースが多いです。
(製品名自体が成分名の場合も多いですね)

良くある「買ってみたけど効果が実感できないケース」は 成分名だけで選んでしまうパターンです。

気になる製品を見つけたら パッケージをくまなく見て下さい。その成分の含有量が記載されているハズです。
(成分の含有量は 裏面に表示されるケースも多いです)
逆に パッケージに成分名はあるものの含有量の記載が無い場合は ごく微量しか含まれていないかもしれません。
残念ながら こういった「良く知られた成分名で釣る」というケースも多いです。

製品に含まれる有効成分量が少なければ 当然のことながら機能も感じられない場合がほとんどです。
(但し 成分が与える影響には個人差があるので それでも体感できるのであればそれは「アリ」だと思います)

今はネットを使えば商品の情報は簡単に手に入ります。
自分の目的に合った商品を幾つか目星を付けた後は 有効成分の含有量を調べてみて下さい。

また使用感に関してですが これも非常に大切です。
使用感は「飲み込みやすさ」や「味」と言った方が分かりやすいかもしれませんが
これらの要素は使用時のストレスにもなりかねない訳で パフォーマンスの維持に直結します。
味や使用感に関しては 実際に使ってみないと判断の使用がありませんので
成分の量で納得いくのであれば 一度購入して使ってみることをおススメします。

ここで注意するのは レースの本番で初めて使用するのではなく 事前の練習で試すこと。
安静時に使用感を試すのと 運動時に試すのでは 感じ方が大きく異なります。
また使用感だけでなく 肉体的に負荷のかかった状態でも ストレスなく使用することが出来るかを試す
という意味もあります。

一般的に サプリメント(補給食)の成分に 体調に悪影響を与える成分は使用していませんが
上述の通り 成分が身体に与える影響は個人差があります。
安静時には影響が出なくても 負荷がかかった状態だと気持ち悪くなったりお腹を壊したり
という事例も耳にします。
せっかく練習を積んでレース本番に臨んでも このような状態になっては目も当てられません。


スポーツサプリメントが「どこでも一緒でしょ」と言われてしまう理由は?
さて 多くの方が望むのは しっかりと体感があって(=成分の含有量が多い)美味しい
という製品だと思います。

実は 多くの有効成分は味が良くなく 一般的に有効成分の量を増やせば増やすほど
味のコントロールは難しくなります。
また 有効成分はコストが高く 味のコントロールに使用する成分は比較的安価であるということ
さらに 体感には個人差があるので 有効成分量を多くすることよりも 「美味しく」仕上げたほうが
ウケが良かったりします。

結果として
メーカー目線   ⇒ (成分量を減らすことで)コストも下がるし 使用感も良くなるならそれがベターよね。
ユーザー目線  ⇒ この値段でこの使用感なら まあアリかな?
と 双方の利害が悪い方(本来の製品の目的とは別の観点でという意味)に一致してしまうことが
結果として「どこでも一緒でしょ」という結論に繋がっていることも考えられます。
とても残念なことです。

ほとんどのメーカーさんは それぞれの価値観・理念を持って製品を創っています。
そのメーカーの考え方は 必ず製品に反映されるので
内容と価格のバランスを見極めることが 損をしないことに繋がります。

余談ですが 自分自身が現役でスポーツを行っていた頃 国内外の多くの製品を試しましたが
残念ながら納得のいく製品には巡り会えませんでした。
ブランドのイメージや使用感は良くても 効果を感じられなかったり
成分量は満足いっても 使い勝手が恐ろしく悪かったり。
中には ずば抜けて高い販売価格で「高額なのだから効果も高いに違いない」と錯覚させるような製品もありました。
(含有している成分もよく分からず 少なくとも自分には 販売価格に見合った効果は感じられませんでした。)

まとめ
有効成分量が多いから良くて少ないからダメ また美味しすぎるからダメでクセがあるから良い
というわけでは決してありません。
「何のためのサプリメント(補給食)を使うのか?」という目的が達成できるのであれば
自分が納得いくものを選ぶことが出来ればそれでOKだと思います。
機能を求めて使うのであれば 機能に繋がるだけの成分が(質・量ともに)入っているのかを見極めて下さい。
次回は 「決断は使っている人の感想を聞いてからでも遅くない」について記載します。

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